カテゴリー「ぼくのかんがえたさいきょうのじえいたい」の13件の記事

2010-11-09

F-XはF-35、F-2の追加調達は断念(共同通信)

  • F35軸に12年度予算化へ 次期戦闘機で防衛省 (共同通信) 2010/11/08 02:02
  • なんだかな~('A`)

    F-XがF-35になるのは見え見えだったんですが、つなぎは必要だったと思います。
    つなぎとして現実的な機種はF-2一択でした。
    しかしF-2増産の可能性はこの記事ではかなく消え去りました。一部引用します。

    (~前略)これに伴い、選定までの穴埋めとして検討していた現有戦闘機F2の追加調達を断念した。複数の防衛省、自衛隊関係者が7日、明らかにした。(後略~)

    と記事には有りますから、確度が高い話なんでしょうね。
    絶賛開発炎上と言われるF-35は更に開発が遅延するというニュースがこの前ありました。

  • F35開発さらに1~3年遅れも 日本の機種選定に難題 (共同通信) 2010/11/02 13:18
  • しかも完成したらF-35を買えるかと言うと、そう甘くはありません。
    F-35は国際共同開発機です。開発資金を出している国がいっぱいあります。
    日本は開発に参加していませんので、当然、開発資金を出している国への納入が優先されます。
    部品生産も多くの国に配分されていますし、ロッキード・マーティンの生産能力にも限界が有ります。
    日本が今から買いたいと言っても、大人気のラーメン屋の行列に並ぶようなものです。
    5年レベルで納入が遅れることは十分に考えられます。
    て言うか、F-35を導入するならそういう想定で行かないと駄目でしょう。
    2020年前後ということになりますね。それまでの空白期間はどうするんですか?
    オンボロF-4EJ改ファントムを飛ばし続けるつもりなんでしょうか?
    F-4EJ改はもう持ちませんよ……。つなぎの機種が必要だったと思うんですけどね……。

    ちなみに「ぼくのかんがえたさいきょうのじえいたい」ではF-Xを本格的に取り上げるつもりはありません。
    F-3をやるつもりでいますw

    <2010/11/11追記>
    F-Xについてはこんな記事も出ています。

  • 次期戦闘機、機種触れず…F35開発遅れで (読売新聞) 2010年11月10日03時03分
  • 来月策定する次期「中期防衛力整備計画(中期防)」まだF-35と明記出来ないという記事です。
    F-Xに関しては複数のマスコミから矛盾した情報が出るのが恒例となっております。
    「じゃあスパホなの?タイフーンなの?」と問われれば、それだったらとっと決めてしまえば良いですよね。
    決定を先送りしまくるほと慎重になる必要があるのはF-35だけです。
    矛盾しているようですが、F-Xとして示唆されている機種は結局F-35であることには変わりありません。
    むしろ空幕が「何がなんでもF-35を」と拘泥している証左です。
    「場合によっては他機種も」という柔軟性が有った方が良いのではと冷麺は危惧します。
    てかF-2増産してくれよ……('A`)

    <トラックバック送信>
    F-X候補機のF-35 開発難航で実用化は更に数年遅れるとの報道 (北大路機関)

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    2010-11-08

    謎の機動戦闘車(その3完結編)

    前々回では戦車と装甲車(機動戦闘車)の違い、前回では機動戦闘車の展開力と戦車枠について書きました。
    しかし大チョンボ! 装輪の利点である低コストについて触れるのを忘れておりました。
    あんなに長々と書いたのに盛り込み忘れるなんて……
    同じ歩兵輸送を行うということで装軌の89式装甲戦闘車だと7億円近く。
    装輪の96式装輪装甲車では1.18億程度です。武装の違いもあって、単純には比較出来ませんけどね。
    平成16年度を境に、高い高いと言われ続けた89式装甲戦闘車は調達されていません。
    一方で96式装輪装甲車や、これも装輪の87式偵察警戒車は今でもコンスタントに調達が続いています。
    装輪戦闘車両の有用性とコストパフォーマンスが認められているからこそ、緊縮財政の中でも調達が続くのではないでしょうか?
    87式偵察警戒車の動画を貼っておきます。

    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    前回の戦車枠扱いの話もそうですが、他にも機動戦闘車には謎が多いんです。
    陸自の装輪装甲車はブルドーザー等の建設機械で有名な小松製作所がほぼ担当しています。
    現在の陸自の主力装輪装甲車である、82式指揮通信車化学防護車87式偵察警戒車96式装輪装甲車
    これらは皆、小松製作所の担当です。自衛隊のイラク派遣で有名になった軽装甲機動車小松
    化学防護車の後継機に当たる最新鋭の装輪であるNBC偵察車小松
    開発中の将来装輪戦闘車両小松と言われています。
    将来装輪戦闘車両は対空型や近接戦闘車などのファミリー化も検討されています。
    当初は機動戦闘車も将来装輪戦闘車両の1バリエーション、対戦車砲搭載タイプだと思われていました。

    ところがネットの噂情報によれば機動戦闘車の開発は小松ではなく三菱重工とのこと。
    どうやら将来装輪戦闘車両とは系統が違う、独立した装備である模様です。
    三菱重工が開発するということは機動戦闘車にとっていったい何を意味するのでしょうか?

    陸自と三菱重工と言えば、これはもう戦車です。
    陸自の戦車は61式戦車から始まって、最新鋭の10式戦車まで、一貫して三菱重工によって開発されています。
    防衛省は機動戦闘車に戦車に匹敵する戦闘力を求めているのでしょうか?

    ここで「機動戦闘車」という名前に戻って分析してみましょう。
    当たり前ですが「機動して」「戦闘する」「車」なんでしょうね。
    じゃあ「機動」ってなんでしょう?
    多くの人が「機動戦士ガンダム」を連想すると思います。
    冷麺もガンダムを思い浮かべますけど、実はこの「機動」とは戦術用語における機動です。
    「移動して敵軍の弱いところから攻撃をしかけること」ですね。
    この辺りのことを詳しく知りたい方は、この記事で紹介した本「戦術と指揮」をお薦めします
    そうなると機動戦闘車の対戦車砲は、87式偵察警戒車の25mm機関砲のような自衛用では済まないのではないでしょうか?
    その名前から、しっかりと敵装甲車を撃破可能な威力と命中精度が要求されているのだと思えます。

    ここでまた三菱重工戦車の話に戻ります。
    90式戦車は走行しながらでも射撃を命中させることで有名です(行進間射撃といいます)。
    動画を貼っておきます。

    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    車体が揺れても砲身はピタリと目標を狙っていることが分かると思います。
    三菱重工が機動戦闘車にこの性能を盛り込めるのならば、世界に類を見ない戦闘力を持つ装甲車に成り得ます。
    果たしてそれは可能なんでしょうか?

    前々回に申上げた通り、装輪装甲車には重量面でのハンデがあります。
    砲身制御など複雑かつ高度なメカニズムを搭載すると重量がかさんできます。
    装軌である戦車ならその重量を吸収できます(理由については前々回の記事を参照してください)。
    しかし装輪では必要な機能を追加したいからと言って、どんどん重くするわけにはいきません。
    あまり鈍重で高価になってしまうと装軌で作った方が良かったということになりかねませんからね。

    重量面だけではなく、陸自の装甲車はサイズの面でもハンデがあります。
    よく陸自の装甲車は道路交通法の枠内で作られていると言われますが、道交法ではないですね
    車両のサイズや重量を規定しているのは「道路法」「車両制限令」です。
    この辺はググって調べたのですが、私に法律的な知識は無いので法解釈で間違ってるかもしれません。間違ってたらすみません
    道路法第四十七条、車両制限令第三条がそれに当たります。
    全幅は2.5m以内、重量で20t以内であることとされています。
    重装輪回収車の政策評価書(要旨)の9ページ目、関係法令抜粋にもあります。

  • 重装輪回収車 (PDF)(平成13年度 政策評価書 (要旨)(事前の事業評価))
    (PDF注意!結構重いです
  • 実際に陸自の装甲車は幅2.5m以内をきっちり守っています。
    幅2.5mでは諸外国の装甲車と較べて狭く、安定性や装備設置の面でハンデになってます。
    それはともかく幅2.5mを死守したところで、最近の装甲車なら重量20tでアウトになる可能性が高いです。
    Wikipediaによると、機動戦闘車は26t以下を目指すとNHKで報じられたとか。
    となれば、幅だけ律儀に車両制限令を守ってても仕方ありません。
    幅2.5m縛りを破ってくる可能性も有るのではないでしょうか?
    これは機動戦闘車ではなく将来装輪戦闘車両ですが、2.5mを突破する可能性が示唆されています。

  • 将来装輪戦闘車両 (PDF)(平成20年度 政策評価書 (参考)(事後の事業評価))
    (PDF注意!かな~り重いです
  • 4ページ目に重量:~22t、全長:約6.8m~約7.5m、全幅:2.50m~2.75mとありますね。
    サイズ・重量での縛りが緩むとなれば、三菱重工も戦車開発で培ったノウハウを注ぎ込みやすくなるでしょう。
    機動戦闘車は、諸外国の対戦車砲を積んだ装甲車とは別次元の戦闘力を持つことになるかもしれません。

    謎の多い機動戦闘車ですが、冷麺としてはC4Iシステムへの記述が無いことも気になりました。

  • 機動戦闘車 (PDF)(平成19年度 政策評価書 (本文)(事前の事業評価))
  • C4Iシステムは戦場での情報の霧を晴らす現代戦装備の要となる情報処理システムです。
    10式戦車のときにはC4I、C4Iと、くどいくらいうるさかったんですよ?
    まあ政策評価書は予算ぶんどりのためのアピールですから、10式戦車のときにはC4Iが良かったんでしょう。
    90式との違いが分かりにくい10式戦車では、情報化を強調するのが分かりやすいですからね。
    装備自体が新しい概念である機動戦闘車ではわざわざアピールする必要もなかったということでしょうか。

    機動戦闘車については今回でひとまず終わりといたします。
    開発中の装備なので、また何かニュースがありましたらフォローする予定です。
    読んでくださった皆様、ありがとうございました。

    <2010/11/09追記>
    車両制限令第三条によれば高速自動車国道とかだと25t以内までいけるようです。
    機動戦闘車は26tですからどのみち引っ掛かりますね。
    将来装輪戦闘車両は22tですから恩恵を受ける可能性があります。
    しかし全幅は一律2.5mまでなので、2.5mに収められなかった場合はアウト。
    結局、無理して全幅2.5m、重量25t以内に抑えたところで走る道路は制限されるわけです。
    装甲車を全幅2.5mに抑えるのは明らかに無理矢理なので、法改正でサポートするのがまっとうな考えだと思います。

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    謎の機動戦闘車
    謎の機動戦闘車(その2)

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    2010-11-01

    謎の機動戦闘車(その2)

    えー、mod.go.jpからアクセスがありまして、アーカイブをチェックしてるらしいんですよ。
    冷麺はそのうち黒服のガサ入れに会うんでしょうか?
    まいったな、かゆ うまになったらたまりませんよ。
    冷麺は単なる心は厨二のおっさんで、軍板読みながら妄想書いてるに過ぎません。
    なんかココログは必要以上にSEOが優秀なんだよなあ…
    目立ちたい人はココログでblogを書くのがいいかもしれません。

    それでは本題の機動戦闘車について。
    前回装輪装軌では、装軌有利の局面が多いということを書きました。
    それでも装輪装甲車である機動戦闘車を開発するのは、その展開力ゆえだというところで終わりました。
    その続きから。

    戦車を含む装軌の装甲車は、装輪を圧倒できる戦闘力がありますが、その重量ゆえ輸送に難があります
    例えば、戦車の空輸には戦略輸送機が必要になります。
    戦略輸送機とはC-5ギャラクシーC-17グローブマスターⅢ、自衛隊がよくPKOでチャーターするAn-124など。
    とにかくごっつい輸送機です。
    一般的な輸送機(戦略輸送機に対して戦術輸送機と呼ばれます)であるC-130ハーキュリーズでは戦車は運べません。
    防衛省が開発中の新型輸送機XC-2でも90式戦車や最新鋭の10式戦車は運べません。
    74式戦車でもおそらく無理(74式は38t、XC-2の推定最大積載量が37t)
    戦車じゃない歩兵戦闘車などの装軌装甲車も近頃は重くなってきています。
    ドイツのプーマ装甲歩兵戦闘車は最大40tにも達し、その空輸が条件とされている輸送機A400Mの開発は難航しています。
    プーマの動画を貼っておきましょう。装軌です。

    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    これが機動戦闘車のような装輪装甲車だとC-130やXC-2のような戦術輸送機で空輸できるんです。
    機動戦闘車はXC-2での輸送を前提に26t程度の重量になると言われています。
    ですから「あの地方がキナ臭いな」「あの島が危ないな」と思ったら、さっと空輸できる。
    まあ島の場合には途中で降ろして、船での輸送が入るでしょうけど。
    こちらの左上でも、なにやら空輸して島嶼防衛にも当たってますね。
    Mcv2
    (平成19年度 機動戦闘車 政策評価書 (参考)(事前の事業評価)より引用)

    地続きである程度の距離なら、自ら走って行ってもいい。これも戦車ではやりにくいことです。
    一般道路を自動車と同じように……とまでは行きませんけど、まあ使えます。
    最高速、燃費、道路や橋への負担の軽さは装輪の方が優れているのです。
    道路網が整備されている日本では、かなりの利点と言えます。

    事前に必要な場所に配置できる
    これが戦闘力の不足に目をつぶってでも評価される装輪装甲車の展開力です。
    「そんなこと言っても戦車で来られたらおしまいなんじゃないの?」という疑問もあるかと思います。
    それも一理あるのですが「敵国に戦車の投入を強いる」、これもまた一つの抑止力です。
    上でも述べた通り、戦車の輸送には高度な装備、もしくは多大な時間が要求されます。
    また攻める側としても事前配備された要衝を攻略するのは容易ではありません。
    戦車が有利と言っても、時間稼ぎされてる間に相手の戦車が増援で来てしまったら更に戦力が必要になります。
    空爆には無力では?」と思われた方は戦車無用論について調べてみてください。
    少し前までネット層の軍事マニアの間ではホットなトピックでした。ここでは詳しく述べません。

    このような装輪装甲車による展開力重視の部隊としては、米陸軍のストライカー旅団戦闘団が有名です。
    機動戦闘車のような戦車砲タイプだとストライカーMGSがあります。
    カテゴリー的にはなげかわしい事ですが、大体の事は米軍が先にやっています\(^o^)/

    機動戦闘車のような装輪装甲車は、戦車のような装軌装甲車に較べて戦闘力は劣るが、展開力などの利点もある
    前回から長々と説明して来ましたが、要するにそう言いたかったんです。
    長くなってしまったのは冷麺の筆力不足のせいです。ゴメンナサイm(_ _)m

    ここまでで機動戦闘車には防衛力として一定の価値があるらしいことは分かりました。
    ところがこの機動戦闘車、マニアには非常に評判が悪いんです。
    冷麺としては見た目カッコ良さそうなので擁護したいところですが、ボロクソにけなされることが少なくありません。
    なぜかと言えば「機動戦闘車によって戦車の定数が削減される恐れがある」からです。

    自衛隊には防衛大綱という制約があって無制限に装備を増やすことは出来ません
    作戦用航空機が何機、護衛艦は何隻、戦車は何台という枠組みがあるんですね。
    防衛省による機動戦闘車の説明(PDF)を見ると、なぜか戦車扱いになっていました。
    これがマニア筋の反発を買って大騒ぎとなります。
    前回から再三に渡って機動戦闘車は装輪装甲車であり、戦車には対抗できないという話はしてます。
    戦車に対抗できない装備を戦車として導入するとなれば、それは防衛力の弱体化です。

    どうして防衛省がこんな暴挙に出たのでしょうか?
    ここから先は冷麺の推測となります。
    これは16DDH(ひゅうが)のときに見せた、抵抗を少しずつ和らげる姑息なテクニックではないでしょうか?

  • 機動戦闘車 (PDF)(平成18年度 政策評価書 (要旨)(事前の事業評価))
  • 機動戦闘車 (PDF)(平成19年度 政策評価書 (要旨)(事前の事業評価))
  • まず平成18年度の政策評価書を見てください(PDFですから注意)
    機甲科部隊に装備し、」(後略)とありますね。これだと戦車枠とかち合うことになります。
    ところが平成19年度だと「戦闘部隊に装備し、」(後略)と表現が変わっています。
    これなら普通科(世界的に言うなら歩兵科)への配備でも良さそうです。

    かつて海自ではおおすみ級輸送艦が空母でないかと騒がれたことがありました。
    そのため16DDHでは全通甲板ではない艦橋によって前後に分かれた甲板の想像図をまず発表したという経緯があります。
    こちらがその想像図。今見ると、有り得ない感じですね。
    16ddhdummy
    (「日本の軍事システム 自衛隊装備の問題点」 江畑謙介 講談社現代新書より引用)

    その後16DDHは全通甲板に修正された想像図が発表され、22DDHのときにはすっかり空母と騒ぐ人はいなくなりました。
    陸自もそれにならって、まずは機動戦闘車を戦車扱いとして財務省の抵抗を和らげる策に出たのではないでしょうか?
    ひゅうが=空母説に関してはこちらをどうぞ。当blogの人気記事です

    まだ続きます

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    謎の機動戦闘車
    謎の機動戦闘車(その3完結編)

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    2010-10-12

    謎の機動戦闘車

    2006年、防衛庁(現防衛省)は機動戦闘車なる装甲車の開発を発表しました。
    こちらがその想像図です。

    Mcv

    (防衛省 「元気な日本復活特別枠」要望事項別説明資料 装備品等の試作(PDF:570KB)より引用)

    一見して戦車と思う人が多いのではないでしょうか?
    ……と書くと白々しいですね。
    当ブログに来てくださっている方は、むしろ、お詳しい方が多いようです。
    しかし「ぼくのかんがえたさいきょうのじえいたい」では軍板半年ROMるのマンドクセ('A`)という方を仮定して書いています。
    今しばらくお付き合いください。

  • 機動戦闘車 (Wikipedia)
  • 機動戦闘車はイタリアのチェンタウロ戦闘偵察車に似ていると言われます。
    チェンタウロで良い動画が見つからなかったので、南アフリカ共和国のルーイカット装甲車の動画を貼っておきます。


    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    機動戦闘車を含むこれらの装甲車は戦車の様な砲塔を持っていますが戦車とは呼ばれません。
    なぜかと言えば機動戦闘車はタイヤですから。戦車はキャタピラですね。
    ……という説明ではマニアに怒られること請け合いです。なんですが説明としては手っ取り早い。
    その辺を少しずつ説明していきましょう。

  • 戦車 (Wikipedia)
  • 戦車の定義について詳しくは上のリンクを参照してください。
    ざっくり言って強大な防御力が戦車としての第一条件となります。
    防御力を高めるためには丈夫な装甲が必要です。
    どうすれば丈夫になるかと言えば、分厚く重~い装甲を使えば丈夫になりますよね。
    薄くて堅い超材質・厨材質カテゴリー的には想定したいところですが、それだって分厚く使えばもっと丈夫。
    重けりゃ丈夫ということは直感的に納得してもらえると思います。

    実はここでタイヤとキャタピラが分かれるんです。
    自らの砲弾に耐えるレベルの防御力にするには必然的にキャタピラになります。

    ここまでタイヤ、キャタピラと連呼して来ましたが、戦車や装甲車を語るときにそれでは座りが悪いです。
    今後はタイヤを装輪と呼びます。
    ですから機動戦闘車やチェンタウロは装輪装甲車と言うことになります。
    キャタピラと言うのも語弊がある単語なんですよ。

  • 無限軌道 (Wikipedia)
  • 今後はキャタピラを装軌と呼びます。装輪(タイヤ)に対して装軌(キャタピラ)です。

    何故、防御力を上げると装軌になるでしょうか?
    それは装軌は接地圧が低いからです(以下、接地圧が重要なキーワードとなります)。
    装軌なら接地面積は帯状の長方形が左右2つ
    装輪ならタイヤがむにゅっと潰れた部分に接地面積が限られます(またタイヤって言っちゃった///)。
    6輪ならこんな感じ:::
    装軌の方が接地面積が広いですね。
    接地圧は圧力ですから、同じ重量を受けるのなら接地面積が広ければ接地圧は低くなります。
    つまり装軌の方が接地圧が低い。地面への負担が軽いわけです。
    その分、装軌は装輪より車体重量を重くできます。
    重くできるということは装軌は厚く重い丈夫な装甲を使えます。装輪より防御力を上げられるわけです。
    したがって防御力を上げるためには装軌となり、戦車は装軌が必然となります。

      は~、皆様が知ってらっしゃる事をクドクドと長かったですね。
      すべて冷麺の文才の無さのせいです。すみません。
      個人的には防御力の条件をクリアできるのなら、装輪でも戦車と言っていいと思っています。
      しかし現在、装輪で戦車並みの防御力は実現不可能ですし、将来的にそれを目指す動きも無いようです。

    戦車が装輪装甲車より上なのは防御力だけではありません。
    火力も戦車が上になります。これも接地圧の低さで説明できます。
    より重い砲が搭載できますし、射撃時の反動も接地圧の低さで吸収しやすいのです

      <2010/10/13追記>
      すみません、嘘でした。射撃時の反動は接地圧ではなく、重量そのもので吸収ですね。
      重量を増すためには接地圧を低くすることが必要なので、間接的には影響してくるのですが。

    戦車有利な部分はまだあります。
    それは機動力です。

    「機動力?! それならタイヤの方が速いんじゃないの?」

    と思う方もおられるかと。
    事実その通りで戦車の最高速度が70km/h程度なのに対し、装輪装甲車は80~100km/hが相場です。
    しかし戦車や装輪装甲車の真価が問われるのは戦場です。舗装された道路ではありません。
    道なき道を行く踏破性において、装輪は装軌に太刀打ちできません。
    もともと戦車は地面に掘られた塹壕やタコツボを乗り越えるために開発されました。
    水田のような泥濘地も戦車なら突破の可能性が有ります。
    これら装軌の機動力もまた接地圧の低さに由来します。

    ここまで接地圧、接地圧とクドかったですが、装輪装甲車だって接地圧を低くするためにタイヤを大きくしてます。
    タイヤを大きくすることによって、乗り越えられる段差も高くなります(タイヤの半径が限界です)。
    しかしそこにも罠があって、タイヤが大きくなると車高も高くなります。
    そうなると重心が高くなって、横転の危険性が出てくるんですよ。
    戦車は車高が低いので、横転の危険性は少ないです。
    そもそも戦闘車両は敵に発見されにくいように、出来れば車高を抑えたいのです。

    こうなると「ほとんど良い所無いじゃん、どうして機動戦闘車なんて作るの?」と疑問が湧いてます。
    しかし、装輪装甲車は今の陸戦兵器のトレンドです。
    世界中で新しい装輪装甲車の開発が進んでいます。装軌より優先してです。
    何故でしょうか?

    それは装輪装甲車に展開力があるためです。

    …というところで長くなりました。続く

    <関連記事>
    謎の機動戦闘車(その2)
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    2010-10-07

    週刊大衆のイケイケ島嶼防衛

    スポーツ報知を置いている定食屋で報知を見てたら、週刊大衆の広告が載ってました。
    そこには勇ましく「自衛隊は尖閣で中国に勝つ!」の文字が。
    コンビニで少し立ち読みした後、これはいいネタになると思い買ってまいりました。
    ちなみに島嶼防衛は(とうしょぼうえい)と読みます。スミマセン。余計なお世話でしたか。

    週刊大衆10/18日号

    \350は高いなあ…。このblogを読んでくださる皆様がウケていただけると元が取れた感が出るのですが…
    週刊大衆はぶっちゃけ三流誌です。
    しかし三流と言えどあなどれません。この下に四流誌、五流誌が確実に存在します。
    かつて週刊大衆は伝説の'89日本シリーズで巨人3連敗の時点で貶し記事を書き、その後の4連勝で巨人びいきに転換したことがあります。
    今でもそうですが、巨人びいきの雑誌はほとんど無かったわけで、意外においしいニッチなんですよね。
    変わり身の早さとバイタリティには呆れるやら感心するやらでした。

    さて、本題の記事ですが見出しが

      陸自との合同訓練の経験もある元米軍将校も断言!
      日本自衛隊は
      強盗国家・中国を
      尖閣諸島から
                     駆逐できる!

    うーん、頼もしいです。
    取材・文/小峯隆生とあります。銃器関係や映画で有名なライターさんですよね?
    「ターミネーター2」でシュワちゃんに撃たれてたりもする方です。
    ところどころ引用していきましょう。以下、段落下げでシアン(水色)文字は引用です。

      (米陸軍元将校・飯芝智亮大尉)
      「(中略)今後は漁船を使い、海上保安庁が一度に阻止できない数の船団で、尖閣諸島に強制上陸してくるでしょう。海保が対応不能のうちに、尖閣は中国に乗っ取られてしまいます」

    この辺は軍事系サイトでホットなトピックですので、「中国 揚陸」とかでググってみてください。
    ディープに調べると段々、暗澹たる気持ちになってきます('A`)
    議論していくと高度な部分に踏み込んでいくので、私から何も言えることは今は何もないです。
    引用を続けましょう。

      (全国紙社会部記者)
      「(中略)日本政府の弱腰を見て、一気に尖閣諸島占領を狙っているんでしょう」

    え~と、社会部?!
    これ取材じゃなくて友人との居酒屋談義じゃありませんか?
    最近話題の自衛隊海兵隊化についても触れています。

      (軍事ジャーナリスト・井上和彦氏)
      「これを受けて、自衛隊では、島嶼防衛を意識した部隊編成、訓練に力を入れ始めています。(後略)」

    井上和彦氏は自衛隊絶賛系の著作を多く出されてますね。
    中国に奪われた後に尖閣を奪還するためには、自衛隊で海兵隊を組織する必要があるとし、その可能性について検証しています。

      (高部正樹氏)
      「(中略)私の経験上、同じ装備、兵数で比べたら、自衛隊には米軍にも勝る世界トップクラスの実力がありますしね」

      (飯芝大尉)
      「日本の自衛官の資質は最高レベルですから、大丈夫です」

      (井上氏)
      「(中略)士気・練度ともに極めて高く猛者揃い。米特殊部隊とも共同訓練を行っているため、様々なミッションに対処可能です」

    どなたも太鼓判です!
    奪還のためにはまずは制空権ですが、F-15J vs 殲撃11(Su-27)ではF-15J不利も伝えられます。しかし、

      (高部氏)
      「ただし、パイロットの質や練度では、空自の方がずっと上です。
       さらに、早期警戒管制機(AWACS)の運用も空自に一日の長がありますから、空中戦は有利に運べるでしょう」

    ここでも勝利判定!

      制空権を確保したら、いよいよ”日の丸海兵隊”の出番だ。
      (米海兵隊・越前谷義仁伍長)
      「尖閣での局地戦闘を考えるなら、1個大隊規模、約800名の兵力が必要ですね」

    この後辺りからイケイケ全開になります。

      (越前谷伍長)
      「世界最強の戦闘ヘリである陸自のAH-64Dアパッチの上空援護のもと、海自のエアクッション艇(LCAC)で、一気に上陸します。(後略)」

    う~ん、ひゅうが級にアパッチ搭載ですかァ?!

    ……アリ! アリだよそのアイディア!
    ぼくのかんがえたさいきょうのじえいたい」的には全然アリです。むしろ望ましい!
    ひゅうが級AH-64D積むなら、ついでにおおすみ級にもMLRS積んどきましょう
    艦砲射撃より届くんですよ。正にダイダロスアタック。
    上陸地点の掃討に持って来いでしょう。おおすみ級の甲板からMLRSが撃てるのかは知りませんが。

    実際には護衛艦の艦砲射撃やF-2による爆撃の方がリスクが低いと思いますけどね。
    現在は戦闘ヘリの脆弱性は問題になっているんですよ。
    携帯型地対空ミサイルが発達してますからね。状況によっては対空砲やRPG等にも不覚を取りかねません。
    「ワルキューレの騎行」をBGMにヘリが地表を蹂躙するイメージは過去の話になったと思ってください。
    陸自のAH-64Dは平成23年度概算要求分を含めても11機しかない虎の子でもあります。

      (作家・大石英司氏)
      「(中略)C-2で尖閣上空を飛んで、隊員を落下傘降下させることも可能です」

    大石英司氏も無茶言うなあ。C-2はまだXC-2ですよ。まだまだ開発中の輸送機です。
    仮想戦記としては全然アリなんでしょうけど。

    ……アリ! アリですよ! 試作型は漢のロマンです!
    有事には開発中だなんて甘っちょろいこと言ってられませんよね。

    中国側が投入する戦力は限定的だと飯島大尉と高部氏は想定しているようです。
    中国も米軍は怖いから、本格的な戦力は投入できないという読みです。
    人数はかなりのものになるかと思いますが、多少、ゴージャスな銃火器で武装した立てこもりのイメージでしょうか?
    この想定でシミュレーションが始まります。

       ──兵員を満載した接岸上陸用のLCACで、上陸部隊第1波が出撃。装着した50口径重機関銃2丁を連射しながら、岩礁に乗り上げ、西部方面普通科連隊の猛者たちが、89式小銃を抱えて次々と上陸開始。

    恥ずかしながら冷麺はLCACに武装可能なことを初めて知りました。
    50口径重機関銃とはM2のことのようですね。LCACにはアベンジャーも搭載可能とか。
    でも、調べ切れなかったんですが、これは銃座で人間が剥き身で撃たなくてはならないのでは?
    まあ、撃たないよりは撃った方がいいでしょう。そもそもLCAC自体だって脆弱でしょうしね。
    そう言えば武装LCACを提唱したネタ本もあったなあ。2010年版を待ってますけど出ないのかな?
    アフィ貼っときます。

    決死の上陸は続きます。

       第1波に続いて、第2波も上陸。すぐに散開し、激しい銃撃戦が始まる。
       上陸部隊を空から支援するアパッチが、熱線画像で捕らえた敵を20㍉機関砲で粉砕していく。

    まさに「ワルキューレの騎行」の世界です。

      さらに、山頂付近の戦闘指揮所と見られる場所に、アパッチが誇るヘルファイアミサイルを叩き込む!

    アパッチ大活躍!

       しだいに後退していく人民解放軍……。
      「敵主力を岬まで囲い込み、アパッチの援護射撃により、残った残存勢力を撃破。これで勝負あり、です」
      (越前谷伍長)

    アパッチ好き過ぎだろ。

       上空をアパッチが旋回するなか、漁船員に偽装した人民解放軍兵士が、次々と武器を捨て両手を上げる。
       尖閣の地に日の丸海兵隊の凱歌がこだまする──。

    自衛隊大勝利!


    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    しかし警鐘を鳴らすのも忘れません。

      (飯芝大尉)
      「中国軍はどんどん強大になっています。日本も、早く防衛態勢を整える必要がありますね」

      (井上氏)
      「中国に備え、福岡の第4師団、熊本の第8師団、那覇の第15旅団隷下の普通科は、ただちに水陸両用作戦の訓練を積むべきだといえます」

    ふと見出しを見直せば、

      緊急特集 ふざけるな中国①

    ①ィ?!! う~ん、このネタで引っぱるつもりか…
    中国脅威論は巷にありふれていますが、東亜+みたいなイケイケ路線は意外にニッチです。
    週刊大衆らしさを出せる路線なのかも。

    この記事以外にも、この号はツッコミ所満載です。
    往年の侍魂さんのスタイルで書けば腹筋がねじ切れる記事が書けること請け合いです。
    インターネット普及期からの伝説サイト、侍魂さんはまだ御健在なんですね。ホッとしました。

    とりあえずセンターの袋閉じが、少し若い野村サッチーみたいなおばさんですよ。
    こんなに嬉しくない袋閉じは見たこと無いです。
    もちろん開封してません。するもんですか!
    これ、でも写真が荒木経惟氏なんですよ。よくこんな仕事受けたなあ……

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    陸上自衛隊研究本部公開セミナー 島嶼防衛を主眼に将来戦を構想

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    2010-10-05

    自衛隊、グローバルホーク導入の死角

    2010/10/4、共同通信から、自衛隊へのRQ-4グローバルホーク(以下、RQ-4)導入について続報が入りました。

  • 米国製無人偵察機、3機導入へ 中国や北朝鮮想定 (47NEWS【共同通信】)
  • 今年は中期防(「防衛計画の大綱」に基づく中期防衛力整備計画)の節目に当たります。
    年末に向けて次の5年間の防衛力整備計画として、新たな中期防を策定することになります。
    以前の記事の真相は年末までに導入するかどうかを決定することを決定したということらしいです。
    「なんだそりゃ?とっとと決めろ」とも思いますが、中期防は年末までに決めるので、つじつまは合います。
    予断は許しませんが中期防に盛り込まれるとなれば、いよいよRQ-4導入となります。

    今回の記事ではRQ-4導入を仮定して、その不安点について考えてみます。
    RQ-4にしろ国産HALEにしろ、当初は北朝鮮の弾道ミサイル監視が念頭にあったと思うんですよ。
    南西諸島の海洋監視は想定外とは言わずとも二の次ではあったと思います。
    そこに落とし穴がないか心配です。
    RQ-4は米海軍でも使っていますし、海洋監視モードはあるようなんですけどね。

  • Northrop Grumman RQ-4 Global Hawk (Wikipedia(英語))
  • RQ-4も米軍では有用性とは別に、運用コストの高さへの批判があるようです。
    ……と見た記憶があるのでググってみたんですが、これだ!と言うソースが見つかりませんでした。
    とりあえずE-2Cよりは高いようです。1時間$26,500ナリ

  • 今週の軍事関連ニュース (2007/03/02) (Kojii.net)
  • 運用コストもそうなんですが、細かいメンテナンスが必要な神経質な装備だと自衛隊ではキツいですね。
    米軍だったら力づくの運用でカバー出来たりするんですが。
    RQ-4はどうなのか、その辺は実際導入してみないと分からなかったりするんです。
    自衛隊は過去何度かそれで痛い目に会っています。
    最近だと調達打ち切りになったAH-64Dアパッチ・ロングボウがそうだったようですね。
    調達打ち切りは表向きの発表ではボーイングのblockⅡ生産終了による契約上の問題となっています。
    しかしコテハン情報によればAH-64Dは自衛隊にまるで向かない神経質な機種だったということです。

    不幸にもRQ-4が自衛隊に向かないタイプの装備だと、決してお安くない機種だけに痛い授業料となります。
    前回お薦めしたMQ-9リーパー(以下、MQ-9)だとRQ-4より安くなりますが、海上監視モードがあるのか調べきれませんでした。
    海上監視モードが無いとすると、尖閣諸島では使いづらいですね。
    一応、MQ-9(プレデターB)も広域海洋監視UAV(BAMS)として、MarinerⅡという海軍型も試作されています。
    しかしRQ-4の改良型RQ-4NBAMS選定で敗れています。


    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    MarinerⅡを共同開発するという手もありますが、安く上げるために開発費を負担するのでは本末転倒です。
    自衛隊がすぐにUAVで海上監視をしたければ、ある程度のリスクを負いながらRQ-4一択ということですね。

    今回、自分なりのアウトラインを想定しながら書いていました。
    しかしググって裏取りしてるうちに、どうもそのアウトラインとは違うと分かり、ごっそり書いた文章を捨てました。
    それでも間違いがあったら御免なさい。

    <追記>
    少し不安になって、もうちょい海上監視型プレデター系がないか調べてみました。

  • 「洋上監視機が麻薬密輸の半潜水艇を発見」 (航空宇宙ビジネス短信 ターミナル1 民間航空 技術開発)
  • この時点(2008/09/24)では検討段階の模様。
    でも検討してるのが海軍じゃなくて、CBP(税関国境防備隊)と沿岸警備隊
    洋上監視レーダーを載せるだけなら意外にお手軽?
    Wikipedia(英語)と付き合わせると、上の記事のプレデターはMQ-9のようですね。
    税関と沿岸警備隊がリーパー持ってんだ……
    アメリカすげえな~

    <追記その2>
    自衛隊のRQ-4導入時の不安点について、もう少し追記しておきます。
    前回も少し書きましたが、コテハン情報によるとRQ-4は硫黄島から運用するしかないらしいです。
    しかも夜に限って離陸させることになるとか。
    上昇力が不足してるので、離陸後に旋回しながら高度を稼ぐために、目的地での作戦時間は削られます。
    なによりもやっかいなのは、日本の空は民間機で過密状態なことです。
    絶対に事故を起こさない運用体制を作らねばなりませんが、事態の予想が非常に難しいのです。
    航空法が無人機という概念を想定してないので、法整備のフォローが必要になるようです。
    伝聞ばっかりで申し訳有りません。当ブログはその程度だと思ってお読みください。

    <関連記事>
    自衛隊がRQ-4Bグローバルホークを採用決定?
    グローバルホークと開発中の国産HALE

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    2010-10-02

    RF-15J仕切り直し…

  • F-15偵察機化試改修事業に係る契約の納期猶予不承認について (防衛省)
  • 新型偵察機で東芝との契約解除へ=システム、要求性能満たさず-防衛省 (時事ドットコム)
  • (記事の一部引用)

    防衛省は1日、航空自衛隊の偵察機RF4の後継として開発が進められている新型偵察機のデータ処理システムを受注した東芝が、納期を過ぎても要求性能を満たす製品を納入できるめどが立たないため、契約解除に向け協議を始めたことを明らかにした。

    カテゴリー的にネガなネタは扱いたくないのですが、これはスルーするわけにいきませんでした。

    現在、空自はRF-4E/RF-4EJ偵察機による偵察を行っています。
    これはおなじみのファントムIIのバリエーションで、RF-4Eが米国からの輸入、RF-4EJがF-4EJからの改造機です。
    これらの機種の老朽化が進んでいることから、F-15Jを改造して後継機にしようということになってました。
    空自の持つF-15Jの内、早期に導入されたPre-MSIPと呼ばれるタイプに偵察ポッドを外付けする計画です。
    完成すればRF-15Jとか、そんな感じの名前になるはず。
    話が出てから続報が聞こえないなあと思っていたのですが、おじゃんですか……
    Wikipediaもう更新されてる。早えw

    C4Iが必須とされる昨今の防衛装備ですが、パイロットが見てるものを司令部でも見れるレベルが要求されていたようです。
    しかし軍用データリンクは帯域が狭い。LINK 16で115kbpsとかそんなものですよ。
    我々が使ってるADSLに遠く及びません。まともにやったら画像のリアルタイム転送なんて無理ですよね。
    まさかとは思いますが、その中でリアルタイム動画伝送をやれって話ではないでしょうねえ……

      この例で分かるように、なんでもかんでも軍事技術が最先端な訳ではありません
      特にデジタル関係ではそこらのPCやケータイやデジカメに劣るものも多いんです。
      じゃあ、なぜ民生品を使わないかと言えば、使用条件が厳しいからですね。
      衝撃はもちろん、高温低温防水気圧の変化電波妨害等に耐える必要があります。
      それを要求すると古くさ~いスペックにしかならなかったりするんですよ。
      もっとも皆様も実感してるように、民生品だって結構タフです。
      いちいち軍用レベルのテストがされてないだけで、実際は耐えちゃう物も多くあります。
      今ではCOTSとか言って軍用でも民生品の利用は進んでいます。
      そうしないとデジタル技術の進歩についていけません。

    RF-15Jへの要求がどの程度高度なものだったのか分かりませんが、RF-4E/RF-4EJの老朽化は待ったなしです。
    要求仕様を下げてでも手堅くまとめてRF-15Jに移行するしかないのではないでしょうか。

    <追記>
    コテハン情報によると、偵察ポッド自体は堅実なモジュールの集合体だったようですね。
    何故これでプロジェクトがデスマーチ化したのか理解に苦しみます。
    東芝がノウハウ無い人に仕切らせちゃったのかなあ……?
    この手の事例、続発するかも('A`)

    <2010/10/03追記>

    F15偵察機化で東芝契約解除へ 防衛省 (47NEWS【共同通信】)

    (記事の一部引用)

     東芝が必要な部品を外国から調達できず、納期を猶予しても同省が要求する飛行や撮影の性能を満たすことができないためで、今後契約を解除する見通し。

    これを見ると、外国製部品の調達に失敗したということでしょうか?
    それならそれでプロジェクトの軟着陸(ソフトランディング)は可能だったと思います。
    始めから部品調達はリスク管理するべきですし、部品調達が不可能と分かった時点で善後策を取れるはずです。
    ちなみに部品がないからシステム開発できないは言い訳になりません。
    ソフト的に大事なのは仕様の方ですからね。仕様を前提に開発を進めるはずです。
    約210億を浪費ってのは無いですよ。防衛省も落とし所を考えたはず。
    お役所的な事情がそれを許さなかったんでしょうか?
    それとも問題を隠蔽・先延ばしにするダメダメなプロジェクトマネージャーだったんでしょうか?

    <トラックバック送信>
    東芝、RF-15用J/USD-1偵察システム開発難航、防衛省は契約解除の方向で調整 (北大路機関)

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    2010-09-30

    グローバルホークと開発中の国産HALE

    以前書いた記事「自衛隊がRQ-4Bグローバルホークを採用決定?」が地道にアクセスを伸ばしています。
    実は小ネタのつもりで書いた記事だったので、冷麺としては意外な反響でした。
    皆様、判で押したように「自衛隊」「グローバルホーク」の検索でいらっしゃいます。
    1件だけ「グローバルホーク」だけでいらっしゃった方がいて、びっくりしました(今ググると結構上に来てますね)。
    グローバルホークは関心の高い話題であると勉強になりました。ありがとうございます。
    感謝の意味を込めてフォロー記事を書こうと思います。

    RQ-4グローバルホーク(以下、RQ-4)は極めて長大な航続距離を持つUAV無人航空機)です。
    また高高度20000mを飛ぶため、ちょっとやそっとでは迎撃できません。
    航続距離は22000~23000kmと言われています。これは地球半周分を越える距離です。
    アメリカから離陸してアフガンで任務を行った後、またアメリカに帰投するという記事を見てびっくりした覚えがあります。
    で、裏を取るためにググりまくったんですが、該当記事は見当たりませんでした。
    っかしーなー、WEB上で見た記憶あるんだけどなー
    しょうがないから検算してみたんですが、カルフォルニアを仮にビール空軍基地としてアフガンまでは、ざっと12000km。
    無着陸の往復はギリギリ無理っぽい。イラクまでならギリギリ行けるかも?
    まあ米軍のことですから中東にもRQ-4運用基盤を整備してるんでしょうし、なんとでもなるんでしょう。
    こんなのも見つけました。空中給油込みの話だったのかもしれません。
    いずれにせよ衛星経由でアメリカから操縦しているのは確かなようです。
    こんな話もあります(カリフォルニアからオーストラリアまでクリック2回)。

    今回はセンサに関する説明は省略しますが、RQ-4が極めて高い能力を持つことがお分かりいただけたかと。

    しかし、どうやら自衛隊にとってはRQ-4でも力不足らしいのです(;゚Д゚)ナ、ナンダッテー!!!

    実は防衛省でも高高度無人機を開発中です。

    (PDFファイル注意)

  • 平成18年度 政策評価書(事前の事業評価)「将来無人機構成要素の研究」
    参考(PDF:1.3M)
    本文(PDF:16K)
  • 平成14年度 政策評価書(事前の事業評価)「高高度無人機システムの研究」
    本文(PDF:241K)
  • Hale1
    (防衛省 平成18年度 政策評価書(事前の事業評価)「将来無人機構成要素の研究」別紙2 より引用)

    RQ-4タイプの高高度無人機はHALEという分類になるらしいですね。
    開発中の高高度無人機(以下、国産HALE)はRQ-4より更に高度な要求がなされています。
    この資料の8ページ目(別紙3)ではRQ-4の高度が「やや不足」と書かれていますね。

      ここから先はネット上の「噂」を元に書きます。
      「噂」と言えば信頼出来ないものですが、ここで扱う「噂」とはネット上の著名コテハン達による情報のことです。
      その人達は防衛省に近いところで働いている人だと推測されていて、軍事雑誌以上の情報をもたらしてくれます。
      それらの情報を「冷麺のちたいくうblog」ではコテハン情報と呼ぶことにします。
      今後の記事でもコテハン情報は使っていきます(そうじゃないとほとんど書けないです
      (;><)
      コテハン情報を冷麺の解釈で使うことになるので、図らずもコテハンの方々の真意を誤ってしまう可能性があります。
      なにしろ著名コテハンの方々より冷麺の知識は千倍万倍劣ります
      ですから冷麺の言うことは安易に孫引きせず、疑問に思ったら裏を取るようにしてください。
      今一度「カテゴリー名」のご確認を。そういうスタンスのブログですのでご利用は計画的に

    コテハン情報によれば、RQ-4は上昇力が不足で日本では使いにくいらしいのです。
    曰く、硫黄島から発進、ぐるぐると回りながら上昇して高度を稼いだ後、目的地へ向かうという運用になると。
    当然、国産HALEにはRQ-4以上の上昇力が要求されていることでしょう。
    ただし国産HALEは完成までにまだまだ時間が掛かります。
    将来無人機構成要素の研究」が終了するまででも平成24年度まで掛かることになっています。
    しかもコテハン情報によると、かなり開発に苦戦中らしいです。

    「そんなに待てん! 先日の尖閣諸島の件もあるから、つなぎで米国製UAVを導入しよう!」
    そんな意見も出るかと思います。冷麺もつなぎUAVの導入に賛成です。
    自衛隊としては、まずUAVの運用を学ばなければいけません。机上の検討だけではわからない部分は多いですから。
    実際に運用を行えば新たに気付くこともあるでしょうし、外してはいけないツボも学べるはず。
    そういった運用経験をフィードバックすれば、国産HALEを筋の良い機種に仕上げられると思います。

    つなぎ導入には、RQ-4よりMQ-9リーパー(以下、リーパー)の方が好適だと冷麺は考えます。
    UAVと言えばRQ-4グローバルホークとMQ-1プレデターの2機種が有名ですが、リーパーはMQ-1プレデターの発展型です。
    冷麺は以前はグロホ派だったんですが、リーパーの存在を知ってからはMQ-9リーパー派です
    リーパーはプレデターより機体が大型化しており航続距離やペイロードが向上しています。
    実はリーパーやプレデターは高高度無人機(HALE)ではなく、分類的にはMALEとなります。
    上昇限度や航続距離はRQ-4に遥かに及びませんが、その分、価格も安くシステムもお手頃。
    ヘルファイヤやスコーピオン等のミサイルで武装できるので、不審船だってへっちゃらさ!
    南西諸島の海洋監視を考えると、プレデターでは航続距離が不足ですが、リーパーなら十分です。
    硫黄島からRQ-4をはるばる発進させるより、宮古島からリーパーを飛ばした方が良いのではないでしょうか?


    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    それとRQ-4では本格的すぎて、国産HALEの開発が潰される可能性が少なくないんですよ。
    つなぎがつなぎじゃなくなってしまう。
    ぼくのかんがえたさいきょうのじえいたい」としては、それは宜しくない事態です。

    思ったより書きたい要素がかさばりましたので、とりあえずここまで。
    続く

    <2010/10/04追記>
    前回の記事にも追記しましたが、国内マスコミからグローバルホーク導入のニュースが。

  • 米国製無人偵察機、3機導入へ 中国や北朝鮮想定 (47NEWS【共同通信】)
  • 中期防に盛り込みたいとか、1機$5千万に地上設備に数百億などの情報もありますね。

    <関連記事>
    自衛隊がRQ-4Bグローバルホークを採用決定?
    自衛隊、グローバルホーク導入の死角

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    2010-09-26

    22DDHやひゅうがは空母なのか?(その3完結編)

    ここまで(その1その2屁理屈をこねて22DDHひゅうが級F-35Bを積んで空母と言い張ってきました。

    しかしこの空母には実は死角があります

    それは早期警戒機(以下、早期警戒をAEW、早期警戒機をAEW機)を運用できないということです。
    AEW機とはかんたんに言えば、でっかいレーダーを背負い、敵機を見つける上空の目となる航空機です。
    E-3E-767などのAWACSE-2Cなどが代表的なAEW機です。
    AWACSAEWの上位概念なのですが、詳しい説明は省略いたします)

    いくら空母がすごいと言えども直接的な防空は艦載機や護衛艦の担当であり、単艦そのものでの防空能力は無いも同然。
    (ミサイルでハリネズミのようなソ連空母(というか航空巡洋艦)みたいな例外もありますが)
    敵攻撃機などに簡単に懐に入られてはたまりませんので、より遠くで敵機を発見する必要があります。
    つまり艦載AEW機があれば、早期に敵機を発見できるので、空母の艦隊防空能力が飛躍的に向上するわけです。

    「AEW機に頼らずともイージス艦だってすごいレーダーを持ってるじゃないか」とおっしゃる方も多いかと思います。
    確かにその通りで、ひゅうが級だってイージス艦に匹敵する強力なレーダーを搭載しています。
    (22DDHは予算の都合か、用途の専門化のためか、そこまで強力なレーダーはオミットされています)
    しかし艦船のレーダーは水平線による限界があり、低空から侵攻されると死角になりかねません。
    水平線越えを探知可能なOTHレーダーもありますが、やはり限界があります。
    AEW機を運用して索敵を相互補間することが望ましいわけです。

    西側諸国の艦上AEW機はE-2Cがほぼ唯一のものとなります。
    (最新型のE-2Dも開発中です。E-2と呼ぶのはピンと来ないので、この記事ではE-2Cと表記します)
    E-2Cカタパルト無しでは艦上運用できません。
    22DDHやひゅうが級にカタパルトを搭載するのは無理ですね。
    船体容積的にも技術的にも予算的にも厳しい。
    航空機の自主開発にこだわるおフランスですらE-2Cを運用するために空母の方を改造するくらいですボンソワール
    E-2Cの唯一無二ぶりがおわかりいただけるかと。


    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    22DDHやひゅうが級に積むために、なんとかE-2Cをカタパルト無しで運用できないものでしょうか?
    CTOL機をカタパルト無しで運用する場合、スキージャンプ甲板とアレスティング・ワイヤーで空母を構成するのが一般的です。
    この方式はSTOBARと呼ばれ、ロシア製戦闘機にはSu-33MiG-29K等、STOBAR運用が可能な機種が存在します。

    しかしE-2CのSTOBAR運用例は無いようです。
    仮にE-2CのSTOBARが可能だとしても、アングルド・デッキが無い22DDHやひゅうが級では無理があります。
    甲板の幅がE-2Cの横幅とギリギリなんですよ。艦橋に主翼をぶつけかねません。

    E-2Cが無理ならV-22オスプレイのAEW型を作ればいいと思う方も多いのではないでしょうか。
    提案はされていまして、勇ましいイラストもあったりします。

    「V-22 AEW」の画像検索でググってみる

    しかしながら開発が進んでいるという話は一向に聞こえてきません。
    V-22のメインユーザーである米海兵隊としても米海軍のE-2Cのエアカバーは受けられます。
    ですから米軍的にはV-22AEW型を開発する動機が薄いんですよ。
    そうなるとV-22AEWの需要は日本とイタリアぐらい。V-22AEWは待っていても期待薄かと。

    V-22でも駄目ならばしょうがない、ヘリでなんとかならないかとなります。
    イギリスのインヴィンシブル級空母ではシーキングASaC.7というヘリによるAEWを行っています。
    詳しくは調べてませんが(ググっても分からんかった\(^o^)/)、E-2Cにはるかに及ばない能力でしょうね。

    どうですかこの英国風味溢れるデザイン
    兵器における英国風味が何を意味するかは、「ブリテンの兵器はキモイ」でググってみてください。

    ブリテンの兵器はキモイ 第23波 (2010/09/26現在の現行スレ)
    ブリテンの兵器はキモイ 第24波 (2010/10/02新スレに移行しますた。後の新スレはフォローしません(^_^)あしからず)

    英国面紅茶中毒などと言われることも。

    それはさておき、E-2Cに及ばずとも無いよりマシということで22DDHやひゅうが級がヘリでAEWをやると仮定してみます。
    上記のシーキングは古いヘリなのでもう生産されていないので手に入りません。
    イギリスも空母が新しくなる(クイーンエリザベス級)ので次期AEW機を検討しています。
    真っ当に考えればE-2C(E-2D)をカタパルト運用するのがベストですが、大型ヘリEH101のAEW型の開発案もあるようです。

    で、ググりまくったら見つけました。コレです。

    ……シーキングAEWまんまですね。不細k英国風味溢れる格調高いデザインとなっております。
    海自もEH101を導入していますので、一応なじみのあるヘリなのですが、さてどうしましょうかね?
    これに乗っておきますかね?

    ちなみにAEW機の不在はそのまま海自の艦隊防空の死角ではありますが、空自がE-767を4機、E-2Cを13機も持っています。
    空自のエアカバーの効く領海、つまり国内ではそれほど問題にはなりません
    しかしインド洋上での国際貢献や、戦術上の冗長性確保を考慮するなら、やっぱりAEW機が欲しくなります。
    結局22DDHやひゅうが級を空母運用する際にAEW機をどうするかという問題には、明快な解決策がない状況なのです。

    3回に渡って「22DDHやひゅうがは空母なのか?」について妄想の限りを尽くしました
    いまいち歯切れが悪いままではございますが、ひとまずこの項はここまでにしたいと思います。
    読んでくださった皆様、ありがとうございました。

    <関連記事>
    22DDHやひゅうがは空母なのか?
    22DDHやひゅうがは空母なのか?(その2)

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    2010-09-25

    自衛隊がRQ-4Bグローバルホークを採用決定?

    昨日深夜、2chの軍事板(通称:軍板)を見てたら、自衛隊がRQ-4Bグローバルホークの採用を決定したという書き込みが。
    グローバルホークは長大な航続距離を持ち、偵察衛星に近いレベルの監視を行えるUAV無人航空機)です。
    もし導入が事実ならば南西諸島や北朝鮮の弾道ミサイルの監視に役立つことでしょう。


    (大きい画面で再生したい場合は、再生後更に動画をクリックするとようつべに飛びます)

    ネタ元はこちららしいです。

  • 特報 日本がグローバルホーク導入 (航空宇宙ビジネス短信・ターミナル2)
  • 深夜の時点ではネタ元の更にソースになる英文サイトに飛べなかったので、ひとまず静観しました。
    今日になって見れるようになりました。

  • Japan To Decide This Year On Global Hawk Order (Aviation Week)
  • なるほど航空宇宙ビジネス短信・ターミナル2さんの和訳その物の内容が出ています。
    最初の一文だけ引用してみましょう。

    BEIJING – Japan is expected to decide by the end of the year whether to order four Northrop Grumman RQ-4B Global Hawk surveillance aircraft that could later be upgraded to reinforce the country’s anti-ballistic missile defenses.

    え~とBEIJING……BEIJING?

    北京じゃないか!

    このニュースを書いたBradley Perrettさんは北京特派員ぽいですね。
    いくら冷麺がネトウヨだといってもPerrettさんを工作員扱いをして陰謀論をふりかざしたりするつもりはありません。

    しかし北京筋となるとどうなんでしょうね?
    日本の防衛報道とは違うでしょうから、逆に却って信頼できるかもしれませんが、いずれにせよ未知数です。
    現時点で日本の報道機関からの情報は無いようです。
    この件に関してはフォローの記事がどこかから出るまで静観しようと思います。

    念のために言わせてください。私に航空宇宙ビジネス短信・ターミナル2さんを批難する意図は全くありません。
    むしろ、こういった情報を知ることができて感謝しています。ありがとうございました。

    <2010/10/04追記>
    国内マスコミから続報が来たようです。

  • 米国製無人偵察機、3機導入へ 中国や北朝鮮想定 (47NEWS【共同通信】)
  • Aviation Weekの情報より1機減ってますね。やはりグローバルホークは導入するんでしょうか?

    <関連記事>
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    自衛隊、グローバルホーク導入の死角

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